かわいい王子VS鈍感な姫
俺はこれ以上スピードはあげられないけど、スピードを落とさずゴールできるよう頑張った。


「…はい!」


東森さんにバトンを渡した。


バトンパスは上手くいった。


…頑張れ!


4人走っているが、俺は加速のおかげで無事1位で東森さんにつないだ。


あっ…。


東森さんが1人抜かされた…!


頑張れ…!


2位のまま竹本にまわる。


1位の人は竹本より足の速い人だ。


竹本はかなり頑張って走ったけど、差を少し縮めることしか出来なかった。


でも、自分より足の速い人との差を縮めたのは大健闘だ!


竹本からバトンを受け取った下平さんが走る。


あっ!やばい!


後ろから速い女子が…!


下平さん、頑張れ…!


次の走者の隼人にバトンを渡す瞬間、追いつかれてしまった。


下平さん、ナイスファイト!


隼人が離してくれる。


大丈夫!


俺の期待にこたえるかのように、隼人は差をつけ1位の人に近付いていった。


頑張れよ…隼人…!


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