かわいい王子VS鈍感な姫
サーブミスやスパイクミスはあまりない。


そのため攻めていけている。


相手のチームはイージーミスが目立つ。


俺たちは楽して、次々にポイントをとっていった。


『25-9』


1セット目はあっという間に終わった。



2セット目━


スパイクをブロックされたりスパイクを決められたりというのが、1セット目よりある。


イージーミスが少し減り、1セット目のように簡単には点がとれない。


でも、体が動ききっていない相手チームの選手。



『25-15』


確実に攻め2セット目もとれた。


3セット目━
これに勝てば、2回戦にいける。


相手のチームの選手はさっきより体が動いてきたようで、ラリーが長くなる。


攻められては守り、攻める。


守られて攻められても、今度は速攻で決めたりした。


『25-20』


3セット目もなんとかとり、長岡高校を破った。


「お疲れ様!」


俺は郁からタオルを受け取る。


「5分後、またミーティングをするからな!」


「「「はい!」」」


< 185 / 204 >

この作品をシェア

pagetop