かわいい王子VS鈍感な姫
「みんな、集まってくれ。」


「「「はい!」」」


俺たちは円になる。


「1回戦突破して次は2回戦だ。試合結果はまだ出てないがたぶん平尾高校だと思う。成績はうちのチームの方が上だが、油断はできない。」


平尾か…。


あまり知らないところだな。


とりあえず、倒すのみだ!


「次の試合までは時間がある。ご飯食べるなりしてくれ。解散。」


ミーティングは終わった。


時間があるなら都倉の試合見れるかも…。


「良平、蒼、都倉の試合入ったら見ない?」


「いいよ。ご飯食べたらギャラリー行くか。」


良平は承諾した。


蒼も「見たいです!」と興奮気味。


都倉の試合見て、対策とか考えないとな。


「七海と良平と蒼、ちょっといいか?」


「「「はい!」」」


なんだろう…。


「一緒に都倉の試合見ないか?3回戦のために少しでも参考になればと思うんだ。」


俺たちは黙り込んだ。


同じこと考えてたんだ…。


「嫌ならいいぞ…?」


い…嫌じゃないです!部長!

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