かわいい王子VS鈍感な姫
★第2章 《高校入学》
4月━
無事、桜高に合格した俺たちは今日から高校生だ。
カーテンを開けて外を見てみると、青空が広がりまさに入学式日和だなといった感じだ。
俺は真新しい制服を着て準備をする。
「ななちゃ~ん!学校行こ~!」
「おう!今行く!」
急いで準備を終え部屋を出る。
これからも郁と一緒の学校なんだな…!
そう思うといっきにテンションが上がる。
「おはよう!」
か…かわいい…。
郁は制服がよく似合い髪も大人っぽくセットしてあって、かなりかわいかった。
「…ななちゃん?」
はっ!やべっ。見とれてた…!
「おっおはよ。行くか!」
「うん!」
危うく変態になるところだった…。