かわいい王子VS鈍感な姫

「森くん!何ぼーっとしてるの?」


いきなりじゃなかったか…。


良平のせい!…にしちゃダメだよな。


「す…すいません…。何ですか?」


「今日の放課後、二者面談するから職員室に来て!」


放課後、部活あるんだけどなぁ…。


仕方ないか…。


「はい。わかりました。」


キーンコーンカーンコーン―


「じゃあ、SHR終わり!起立!…礼!」


「七海!」


礼をした後良平がすぐに俺の席に来た。


「…良平!さっきはよくも…って言いたいところだけど、まぁいいや。面談って何話すの?」


良平は名簿1番だから、もう面談を終えている。


「助かった~!面談の内容は高校生活には慣れたかとか部活はどうだとかそんな感じだったよ。」


高校生活にも慣れたし部活も楽しいし…


「すぐ終わりそうだな。今日から新チームだし早く部活に行きたいから、よかった!」


「面談のことは俺から先輩に言っとくから終わったらすぐ来いよ!」


「おう!」


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