かわいい王子VS鈍感な姫
それから6時間授業を受けて放課後になった。


ガラッ━


「失礼しまーす。柳川先生おられますか?」


「は~い!」


先生はひょこっと顔をだした。


「あっ森くん!面談室が奥にあるから来て!」


「はい。」


俺は先生と一緒に面談室に入った。


「じゃあ、面談を始めるわね。どう?高校生活には慣れた?」


良平が言ってたやつだ。


「慣れましたよ。ちょっと女子に対応するのに疲れますが。」


「あ~森くんはモテるからねぇ。中学でもモテたの?」


ここでモテてたなんて言ったら、自意識過剰じゃん…。


そう思いながら黙っていた。


「あっ!言いづらいか。でもその様子じゃモテてたっぽいね。」


一応、コクンと頷いた。


…次は部活のこと聞かれるのかな…?


「ところで、森くんは好きな人いないの?」


…は?



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