かわいい王子VS鈍感な姫

「気付いてない?」


「そう。本当はななくんのこと好きなんだと思うわ。」


郁が…俺を…?


「でも幼なじみ宣言されたし…!」


「だから、気付いてないだけなのよ。あたしとくるみからしてみれば、2人には結婚してほしいわ!」


けっ…結婚!?////


「おばさん!?////」


「くるみと何年か前に言ってたの。ななくんと郁が結婚してくれたらいいのにねって!」


母さんまで…!


「ななくん!」


おばさんは俺の肩に手を置いた。


「郁は鈍感だからなかなか自分の気持ちに気付かないと思うけど、頑張ってね!」


その後すぐ順番が来て、今に至る。


「お大事に。」


会計を済ませ、車に戻る。


「おかえり!!」


ドアを開けるとすぐに郁が言った。


ドキッ…


「た…ただいま。////」


ドキドキッ…


あー!心臓うるさい…!


落ち着け、俺!


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