好きです、先輩。
どれくらいキスをされていたのだろう
ミキさんがゆっくり俺から離れた。
「コウキ、落ち着いた?」
そう言ってゆっくり微笑んだミキさんは俺の頬に手を伸ばして涙を流した
「コウキ…私ね?コウキといると幸せなんだ。コウキは優しくて暖かくて、凄い安心できるの。だからいつもコウキに会いに行くの。」
俺の頬をゆっくり撫でて笑いながらも涙を流すミキさんはすげぇ綺麗だ。今までのなかで一番綺麗だ。
「でもね?コウキはそんな私を姉として見てると思ってた」
「手の掛かる姉。そんなふうにしか思ってないって思ってた。でもいつしかそれが悲しくて、だから…だからせめて先輩としてでいいからみてほしくて、いつも先輩つけろ!って言ってたの」
「そうすればコウキは私を先輩として、いつかは一人の女として見てくれるんじゃないか、って思って」
それって…………………