好きです、先輩。
なんだ。
俺等はすげぇ遠回りをしたんだな。
時間はだいぶかかったし、すげぇ辛かったときもあったけど、俺はこの始まりかたでよかった
ただ、好きというだけで付き合うより、本音をぶつけ合って付き合えてほんとよかった
俺は、もう絶対ミキを離さねぇ
やっと手に入れられたんだ。
一生かけて幸せにしてやるよ
「なぁ?」
「ん?」
「ミキさん、ミキ先輩、ミキ、どれで呼んでほしい?」
意地悪く笑えばミキは顔を真っ赤にさせて
「ミキって呼んでほしいけど…たまには、ミキ先輩って呼んで…ほしい」
あぁ、すげぇ可愛い。
ミキの頭に手を持ってって、俺に引き寄せ、
「いくらでも呼んでやるよ。
“俺のミキ先輩”?」
【完】