好きです、先輩。




なんだ。


俺等はすげぇ遠回りをしたんだな。




時間はだいぶかかったし、すげぇ辛かったときもあったけど、俺はこの始まりかたでよかった





ただ、好きというだけで付き合うより、本音をぶつけ合って付き合えてほんとよかった




俺は、もう絶対ミキを離さねぇ




やっと手に入れられたんだ。





一生かけて幸せにしてやるよ










「なぁ?」




「ん?」




「ミキさん、ミキ先輩、ミキ、どれで呼んでほしい?」



意地悪く笑えばミキは顔を真っ赤にさせて


「ミキって呼んでほしいけど…たまには、ミキ先輩って呼んで…ほしい」




あぁ、すげぇ可愛い。


ミキの頭に手を持ってって、俺に引き寄せ、




「いくらでも呼んでやるよ。



“俺のミキ先輩”?」










【完】





< 22 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop