綿菓子と唐辛子
──────……
「イヤ──ッホ──ウ!!プールだ、プールプール!」
7月のとある日曜日。
俺とヒメ、崎守と勇哉は、近くのプールまで遊びに来ている。
「ヤッベェ!テンション上がってきた!」
ヤシの木柄のセンスのない水着で張り切ってきた勇哉は、来たときからテンションマックス。
それにつられて、崎守も水着にバッチリ着替えての登場。
「わたし早速あのウォータースライダー行ってくる!勇哉、いくよ!!」
「お、おおおう!!!!」
スタイルだけは良い崎守に、押され気味の勇哉。
………あれはいったい………。
「南ちゃん、楽しそうだな!」
「…そー、だね?」
んー……。
崎守、そうなのか?