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昼
「ねえ、屋上行って見ない?」
「えっ?空いてるの?」
「俺は学食だから。じゃあな!」
「麻亜菜、行こーよ」
「あっ。待って!!」
「立橋さんって、むらさきじゃなくね?」
ざわっ
「えっ?」
今の豹牙くん?
「ね、ねぇ。豹牙くん。今なんて、、」「なにいってんの?まあなは絶対に紫だから!」
いつも以上に取り乱した未来
「だから「もういいから!!」
シンと静まり返る教室
あたしの声だけが響いた。
「別にあたしの色なんでどうでもいいから。だって先生が言っただけであってるかなんて本当はわからないわけだし。それに!あたし本気になんかしてないから。」
やだ。あたし何ムキになってるの?
「そっか。まぁななんかごめん。食堂行こう。」(´・_・`)
「うん。」
未来のおかげでこの耐えられない空気か抜け出すことができた。
あたしたちは教室をあとにした。
豹牙 愛聖 (ひょうが あいせい)
学年一のイケメン。
チャラ男であり、たらしという噂
逆にそれしか聞いたことがない。
2ヶ月も同じクラスなのに
豹牙くんのことだけはなにも知らない。
今日初めて話した。
それくらいあたしとは関係がない人。
「あいつなんなのよ。
ちょっとカッコ良くて、ノリがいいからって。14年いるあたしがそうだっていっているのに。」
なんで未来がそんなに怒っているんだろう。可愛いな(^ν^)
「あっ!あいつ、相当やばいらしいからあんまり深く関わんない方がいいよ。」
未来がここまでいうんだ。
基本男女関係なく仲良くする子なのに
それに
昔から友達関係は未来の言ったことが正しかったからなー。
でも
「そんなに悪い人じゃないと思う。」
「悪くなくてもダメ!!!あたし、ヤキモチやくよ?(笑)」
「…わかった。ごめん。」
未来ってこういうところ可愛いよね。