熱の魔法



理解できてないわたしを
よそにママは言葉を続ける



「だから今日は会社に泊まるから♪」



「ちょっ…待ってよ!
わたし今晩ひとりってこと!?

パパも出張でいないし…」





「大丈夫♪啓太くんに
来てもらうことになったから

啓太くんママも帰れないんですって」





ママは追い打ちをかけるように
爆弾発言をした




「夕ごはん頼んだわよ?
じゃ、そーいうことで☆」


「ちょっ…ママ!!」



ツーツーツー


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