アドラーキャット






「たらいま!!」

「瑞希先輩ここ俺の家です。酔ってますよね酒臭いです。」

「ごめん祐介くんまちぎゃえた!!」

「ちょっと待ってくださいなんで間違えたって分かっていながら上がってくるんですか。」

「いいじゃん‼」

「いや良くないです。ちょ、先輩本当に、俺が荻野目に怒られますから。」

「祐介くんハゲろ!!」

「唐突に理不尽な言葉を浴びせられたんで殴っていいですか。てか荻野目に連絡するんで引っ付かないでください。」

「祐介くんダメ‼荻野目くんに連絡ダメ‼」

「……とりあえず先輩、水飲みます?」


どうやら喧嘩した模様。







「でね‼荻野目くん酷いんだよ!!」

「あーはいはいそうですか。」

「微塵も聞く気ないよね祐介くん酷いハゲろ‼」

「瑞希先輩ハゲろ言い過ぎですよそんなに俺にハゲて欲しいんですか。」

「落ち武者みたいになっちまえ‼」

「あ、先輩出口はこちらです。」

「祐介くんそこ窓!!ここ三階‼」






「で、結局なんなんですか?どうせ瑞希先輩が勝手に怒っただけでしょうけど。」

「違うって!!荻野目くんってばさ‼私が必死で寝る間を惜しんでレポート作成してるときになんて言ったと思う!?」

「さぁ。」

「手伝おうか?ってさ‼」

「優しいじゃないですか。」

「私の年上としてのプライドズタボロです!!」

「荻野目頭いいですからねぇ。」

「これだから天才ってやつは‼」


でも結局瑞希先輩が勝手に怒っただけですね。




< 64 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop