アドラーキャット







「とりあえず瑞希先輩の心が狭いことは分かりました。」

「イッツアスモールワールドってか!?」

「はい酔っ払いは黙っててください。」


ピーンポーン


「……。」

「………。」

「……彼女?」

「今は募集中です。」





「ちょっ!!荻野目くんだったら私はいないって言ってね!!」

「そこで押入れでもクローゼットでもなく机の下に隠れるあたり瑞希先輩馬鹿ですよね。」

「おい私先輩だぞ。」




「ゆうすけー。」

「荻野目ですね。」

「帰ってもらってよ‼」

「瑞希先輩ここ俺の家ですよ。」

「……いやだから帰ってもらって……」

「まぁ、俺の家なんで誰を招きいれるかも俺の勝手ですよね。」


ニヤリと笑った祐介くんは最高に悪い顔をしていた。









「祐介いつもゴメン。」

「瑞希先輩何かあるたびに俺のとこ来るのやめてくださいね。」

「ケチー。」


「みずき、いくよ。」

「荻野目くんおんぶー。」

「……置いてく。」

「待って荻野目くん置いてかないで!!」




仲直りは、した、らしい?

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