アドラーキャット
*
「とりあえず瑞希先輩の心が狭いことは分かりました。」
「イッツアスモールワールドってか!?」
「はい酔っ払いは黙っててください。」
ピーンポーン
「……。」
「………。」
「……彼女?」
「今は募集中です。」
*
「ちょっ!!荻野目くんだったら私はいないって言ってね!!」
「そこで押入れでもクローゼットでもなく机の下に隠れるあたり瑞希先輩馬鹿ですよね。」
「おい私先輩だぞ。」
「ゆうすけー。」
「荻野目ですね。」
「帰ってもらってよ‼」
「瑞希先輩ここ俺の家ですよ。」
「……いやだから帰ってもらって……」
「まぁ、俺の家なんで誰を招きいれるかも俺の勝手ですよね。」
ニヤリと笑った祐介くんは最高に悪い顔をしていた。
*
「祐介いつもゴメン。」
「瑞希先輩何かあるたびに俺のとこ来るのやめてくださいね。」
「ケチー。」
「みずき、いくよ。」
「荻野目くんおんぶー。」
「……置いてく。」
「待って荻野目くん置いてかないで!!」
仲直りは、した、らしい?