スキで何が悪い!?【完】





「「…………」」



何を話すわけでもなく、黙々と食べる俺と橋本。



屋上で食べている俺たちは、9月のまだまだ強い日差しに当たっていた。



日陰に行くべきなんだろうけど、なんとなく流れで座ってしまい、俺は言い出すタイミングを計っていた。



心の中でうーんと唸っていると、不意に橋本が言った。



「ここ暑くね?」



「ああ…うん、そうだな。」



そして俺は言おうとしていた言葉を言った。



「「あっちの日陰行かねえ?」」



…はもった



「ぷっ」



橋本、吹き出すなよ…!



俺までわらっ



「あはははは…!」



堪えられず。





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