Summer love
修学旅行



まだ慣れなかった教室が
少し自分の場所として認識できり位になってきた。

次の時間は学活。
皆がお楽しみにしていた時間だ。


私は嫌でたまんないけど。

「…鈴ぅ」
「どったの」
「次、あれじゃんっ!」
「だね…」

そう話してる内に予鈴がなった


この学活の時間。
自己紹介の時間だ

クラス全員でするらしい。
修学旅行が近いため、クラスの皆に自分の事を知ってもらって、無事に仲良く修学旅行に行けるようにと言う事らしい。

「きりーっ、礼」
ガタガタとみんな席に着く。

そして、最悪の時間は始まった。
「じゃあ天田!お前からだ」
どうやら名簿順らしい

「天田義明です。14です。趣味は音楽鑑賞です。バスケ部に入ってます。修学旅行はみんなで楽しく行けるように頑張りましょう。」

パチパチと拍手が鳴り響いた。
どんどんと皆が終わっていく。

失敗しないように、しないように。
頭に言い聞かせた。

「次!北山っ」
きたっ…私だ


ガタンと席を立つと、教卓の前に立ち
皆の目線をグッと耐えて一声を出した。

< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop