out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
だって、だから、そんなこと言われても。
「私たち、会ったばっかりじゃない」
「カオルとだって同じだろ?」
…そりゃそうだけど…
カオル君にも聞きたいと思ってたこと、言ってみる。
「私の、どこがいーの?」
「……わかんねえ。けど、
俺だってわざわざ友達の好きな女好きになりたくなんか
なかったよ」
パッと私の両手首から手を外して、やっと解放してくれた。
「…仕事、行ってくるわ」
背中で、そう言って立ち上がった。
「…いってらっしゃい」
横たわったまま、なんだかマヌケだけど、私は言った。
そしてユーイチ君は、後ろを向いたまま、
タオルを頭にキュッと巻いてそのまま何も言わずに立ち去る…
かと思いきや。
起き上がりかけて油断していた私の頭、
つむじの辺りに突然キスをした。
「ぎゃーーーああああ!!!」
「うっるせーな…」
慌てて見上げると、柔らかな苦笑。
あの日、「あんた、なんにも覚えてないんだな」と言ったのと
同じ顔がそこにあった。
「私たち、会ったばっかりじゃない」
「カオルとだって同じだろ?」
…そりゃそうだけど…
カオル君にも聞きたいと思ってたこと、言ってみる。
「私の、どこがいーの?」
「……わかんねえ。けど、
俺だってわざわざ友達の好きな女好きになりたくなんか
なかったよ」
パッと私の両手首から手を外して、やっと解放してくれた。
「…仕事、行ってくるわ」
背中で、そう言って立ち上がった。
「…いってらっしゃい」
横たわったまま、なんだかマヌケだけど、私は言った。
そしてユーイチ君は、後ろを向いたまま、
タオルを頭にキュッと巻いてそのまま何も言わずに立ち去る…
かと思いきや。
起き上がりかけて油断していた私の頭、
つむじの辺りに突然キスをした。
「ぎゃーーーああああ!!!」
「うっるせーな…」
慌てて見上げると、柔らかな苦笑。
あの日、「あんた、なんにも覚えてないんだな」と言ったのと
同じ顔がそこにあった。