out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
この嵐のような有様の部屋は
彼の部屋ではなく、
「薫」という男の子の
部屋なのだと言った。
「ここはいつもこんなんだよ。
俺の部屋はいくらなんでも
ここまで酷くない」
「・・・えと・・・あなたの部屋は
どこにあるの?」
「この部屋の、隣の隣」
「あ、ここってアパートなの?
・・・だけど、どうしてカオル君の部屋に
ユーイチ君がいるの?」
なんだか申し訳ないくらいに
私はどんどんユーイチ君に
質問を投げかけた。
けれども彼は別段不愉快そうでもなく
私の質問に親切に答えてくれた。