out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
「とりあえず、帰ったら連絡してよ。
心配だからさ」
クールだけれども温かい、私の女友達は
そう言葉を締めくくった。
「うん。わかった」
じゃあまた後でね、と電話を切って
私は再び「カオル君」の部屋に戻った。
しかしそこにはもうユーイチ君の姿はなかった。
(自分の部屋に戻ったのかな・・・)
話し相手もいないまま、携帯もいじれないまま
私は一人、退屈で仕方がなく
そこらに転がってる雑誌を手にした。
そして布団に横たわり、ぺらりとページを
捲っていった。