out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
「お久しぶりのフリーダム!」
私は一人、自販機で買ったビール片手に
カオル君の住むこのアパートまでの
帰り道にある、砂場とブランコしかない
小さな公園のベンチに座って
大声でそんな言葉を叫んでいたらしい。
もうこの話の時点で、私は昨夜の自分を抹殺したくなっていた。
きっと、有美子と別れた後もフラフラと
彷徨い歩いていたのだろう。
「あー、そう言ってたよ。
友達と飲んでたけど飲み足りなくて
一人二次会やってるのーって」
カオル君は答える。
「私から話しかけたの?」
「ううん。女の子がこんな夜中に
一人でこんなとこいたら
危ないよーって俺が声かけたの」