out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
「薫~!!帰って来たのぉ?」
ノックも無しに突然部屋のドアが
豪快な音を立てて開いた。
振り向くとそこには、ピンクがかった色の髪を
男の子みたいに短くした女の子がいた。
「げ。セイかよ」
カオル君はカーテンを閉め、
ドアのところでニコニコ笑っている
彼女に向かって歩き出した。
「お金、お金!!」
「わーった。てか、夜中にでかい声出すなって」
あんがとな、と言いながら
カオル君は『セイ』という名前の女の子に
財布から取り出したお金を数札渡していた。
「サンキュ!・・・って、あれぇ??」
『セイ』と目が合った。
私はなんだか慌ててお辞儀をした。
「可愛い~!!初めまして、あたしセイちゃん!!」
「・・・あ、初めまして。真希、です」
私よりもかなり背が小さくて、華奢な女の子、セイちゃん。
近づいてきた彼女の顔をよくよく見ると
髪の色とおそろいのカラコンをしてて
彼女によく似合っていた。