out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】

「セイちゃん、すごい上手」

テツ君を椅子に座らせ

首のところがゴムになっている

ビニールを被せ

セイちゃんは器用にハサミを使いながら

どんどん髪を切っていく。

『誓子さんに皆さん切ってもらってるんですよ』

首をちょっと傾げながら

私にノートを見せて微笑む沙織ちゃん。

「そうなんだぁ・・・沙織ちゃんは??」

『私は梳いてもらっています。

あと、眉のカットとか』

「えー いいなぁ!私のもやってセイちゃん!」

ぱさりぱさり。

テツ君の髪がビニールシートの上に落ちる。

「え?いいよぉー 私こういうのは得意なんだ☆」

それに好きだし。

セイちゃんは言わなくてもわかるくらい

楽しそうにカットに励んでいた。
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