out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
in the dark
「ほいっ☆出来たよ~」
セイちゃんはそう言って、
テツ君に手鏡を渡した。
うわ。
小さな声でテツ君がつぶやく。
「んんん?なんかおかしいとこでも
あるかい?」
セイちゃんは、そのつぶやきを聞き逃さず
即座に尋ねた。
「いや。・・・・・・俺すげかっけーなと思って」
ポコッ!
真顔でそう答えたテツ君の頭を
セイちゃんが軽く小突く。
「いって!!」
「アホな事言ってないでとっとと寝なさいよねっ
面接遅刻しちゃったら元も子もないでしょ」
テツ君とセイちゃん。
とっても、仲がいいみたいだ。
ちらりと横目に沙織ちゃんを見ると
二人のやりとりを笑顔で眺めていた。
・・・それにしても。