out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】
セイちゃんと沙織ちゃんの
布団の真ん中に潜らせてもらう。
キャッキャと三人、巣穴の中のリスみたいに
くっつきあって眠る。
初めて会う二人なのに
なんだかとても気安く出来る。
姉妹や親友のように
ついなんでも話せてしまいたくなりそうな
不思議と似通っている彼女達の空気感。
「じゃー電気消すね~」
オレンジ色の豆電球にほんのりと照らされた
天井を見つめながら
私はひっそりと聞いた。
「セイちゃん。・・・あのさ、・・・
カオル君ってほんとに〝超悪党〟なの?」