非通知、着信。
終わらない、死の連鎖。
続く、恐怖と罪と罰。
…武田美里ちゃんは、精神面でヤラれてたのか、ヒステリックに叫びながら、ベランダから飛び降り。
本田渉馬くんは、交差点の中心で突然心肺停止となり、そのまま。
松本拓海くんは、国道に架かった歩道橋から、飛び降りて。
比嘉まおちゃんは、お風呂のお湯を頭までかぶって。
それぞれが様々な死に方だったけど
それぞれの携帯は
それまでと同じように
それぞれの机の中で、まるで死を伝えているかのように、鳴っていた。