秘密の女総長!!!
「ばれたら、裏切ることになるんだよ?例え敵でもそれは…」
「まあ、そう真剣に考えずに入ってみたらどうだ?」
「え、酒井さん?」
少し驚いてそちらを向く。
「俺の代の幹部に浩太っていたろ?」
頷く私たち。
「あいつも、一回炎龍の幹部になってるんだ。
留学気分で一年だけ幹部やって、龍隊に帰ってきたんだよ。
浩太は『ちょっと家が大変になっちゃったから抜ける』って言って了承もらったらしい。
現に、炎龍のなかでは裏切りリストに浩太は入ってないぞ。
心配するなって」
「まあ仮入すんなら隊員の許可とってからだけどね」
紗香が補足する。