そしてキスからはじまった
紫音


紫音side


ジュリア・・初めて会った時から心を奪われていた

女に不自由をしない俺はいつの頃か女を馬鹿にしてた・・

顔や外見に自信のある女が猫なで声で寄ってくる・・

「抱いて」と・・

上目使いで見られても可愛いとも思わない・・

貞操観念という言葉さえ知らないだろう女たち・・

そんなに女ばかりが周りに来る

俺のこの派手な見かけのせいか・・

外見だけ・・

連れて歩けば自慢になる・・

女の扱いになれた俺は快楽も与えてくれる

それだけの存在・・

充分じゃないか・・誰かが言う

足りないんだ・・

こんな俺を本当に好きになってくれる女なんていない・・

ましてや俺が女を好きになるなんて・・

そんな諦めにもにた退屈な毎日



そんなとき彼女に出会った・・

天使のような綺麗な子・・
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