そしてキスからはじまった
そして4月・・


ジュリアは俺と恋人らしいことを望むようになった。

手を繋いで一緒に夕飯の買い物・・

いつもよりハイテンションのジュリア・・

何かあったのだろうか?

空元気・・そんな気がする

でもそれでもいいと思った

少しでも俺との関係を見直してくれるなら・・

俺達はデートの定番、遊園地の帰り、久しぶりにピアノが引きたいというジュリアのリクエストで久しぶりにライブハウスに向かった。

ルイが置いてあるピアノ目当てで

あの場所にはもうあいつ・・紫音は来てないだろうと安心していた。

ピアノまで行くと俺が知っているもう一人の美形が・・

紫音とまた違った魅力のある男・・ルイ

紫音よりも少し背が低く、俺ぐらいか・・

高校時代より長くした金髪を後ろで一纏めにしている。

青い眼をした中性的なこの男といつの間にか関わりを持つようになった

人懐っこい、この男は人に取り入るのがうまいんだ。

こいつと付き合ったために紫音と付き合うことになった

油断ならないやつだ

そう思っていたらこの男は俺に飲み物を買って来いという

図々しいと思いながらも断れない

俺は急いで買いに行った・・

ジュリアに変なことを吹き込まれては困る

そう思って急いで帰ってきたのに
< 113 / 274 >

この作品をシェア

pagetop