そしてキスからはじまった
「連絡先を教えて・・それぐらいいいよね」

そう言われれば断れない・・断ればヤキモチ焼きの小さい男と思われる

俺はOkした。

帰りの電車の中・・何かを考えるジュリア・・

「楽しくなかった?」
と聞けば

「ううん・・楽しかった・・お母さんに送ります」

と今日買ったポストカードを嬉しそうに見せる。

そしてその夜・・久しぶりに外食をして帰った俺たち

やっぱりジュリアはおかしい

俺は不安になってまたジュリアを抱いてしまった

抱いてもどうしようもないのに・・

そんなことわかってるはずなのに・・

俺はジュリアを抱いたあと、

気だるさのせいかいつもより早くバスルームを出た

寝室でポストカードを見つめて泣くジュリア

君はきっと俺に隠れて泣いているんだね

気づかないふりをしていた。



もう限界かもしれない・・俺も・・
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