そしてキスからはじまった
「ルイさん・・ジュリアです。ごめんなさい・・」

私は彼に話した。母と連絡が取れないこと。

私はどこの連絡先も知らないこと

以前から体が弱かった母が病気になっているんではないか心配で

ルイさんに母の様子を確かめる方法はないか尋ねた。


私がこの日本に来たのも母がお金の心配で体調がわるくなったからだ。

その時は入院というまではいかなかった。

母の体調が良くなったのを確認して私は日本に来た。

そのために少し日本に来るのが遅れてしまった。

私は日本に来たのが間違いでフランスで借金を返す方法をさがすべきだったのでは

また後悔をしてしまう。

私はいつもそう考えなしなんだ

泣きながら尋ねる私に彼は


「ジュリア泣かないで・・う~ん少し待ってくれる・・また連絡するね」

そう彼は言った。

「ごめんなさい。迷惑なこと・・相談して」

「ううん、気にしないで

親と離れているのは僕も一緒だから・・じゃね」


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