そしてキスからはじまった
「はい・・」

動揺を隠して私は彼を見つめた

彼は私の顔を両手で挟みキスをした・・

少し触れて離し・・私の目を見て

「本当にいいんだね」

そう聞いた・・

「はい」私はうなづいた

それを見て彼はまた私にキスをした

貪るような激しいキスだった・・

キスすらも初心者の私はクラクラしてきた

「ハア・・」

彼は優しく笑って

「キスも慣れてないなんて・・なんて可愛いんだ」

「100万あげよう。それで手術も出来る」

用意出来たら連絡すると約束してくれた

何日か後連絡があり私は100万と引き換えに

私は彼に私の初めてをあげた

それは体の痛みを与えた

大事なものを失って悲しかった

父を助けるためという大義名分があるためか後悔はしなかった

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