そしてキスからはじまった
先生が私に想いがあっても抱かない理由はそれから少しして分かった

父の病室から出た私を一人の女医が声をかけてきた

スラリと背の高い美人な人

先生のパートナーだそうだ。

婚姻という形は取ってないが・・フランスではよくあること

先生の恩師の娘で先生の2歳上の女性で彼女自身も外科医をやっているそうだ

「彼とは空気のような存在なの」

淡々と自分との間柄を話す。

彼女と先生の恋愛に対する想いは多分違うんだろう

先生は彼女のような静かな恋愛ではなく

熱く純粋な恋愛をしたいんだと思う。


その思いを私に感じてくれているとは思うけど

先生と関係を続けるわけにはいけないそう思った・・










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