そしてキスからはじまった
子供達にミサンガを結び終わった私は子供たちが他の所に行ったのを見て
「サラにはもう一つブレゼントがあるの」
私はもう一つの袋を取った
「ごめんね取るよ」
私はサラがかぶっていたニット帽を取った。そして素早く袋に入った帽子を被せた。
私の髪を縫ったピンクのニット帽…
ちゃんと整えてサラを見て「可愛い」そう言って笑った
サラは恥ずかしそうに俯いた。
近くにいたロニーに「スゲェ、似合ってる可愛い」って言われて
私の膝を降りてトコトコと小走りで部屋の隅に行った。

そこには鏡があって自分で整えてまた小走りに先生達の方に走って行った
可愛いとでも言われたのか今度は青さんのところへ行って
また私の膝に座って恥ずかしそうに「ありがとう」と言った。
嬉しそうにしている彼女を見て良かったと思った。
クリスマスパーティーは終わり、興奮する子供たちを寝かせた私は部屋に戻ってベッドに横になった。
こんなに楽しかったクリスマスはお父さんが元気だった時以来…
何年ぶりだろう…
明日は検診…
お腹で宝物は元気で動いている。
私はあなたに楽しいクリスマスを過ごさせてあげれるだろうか?
この胸の微かな痛みが現実を認識させる
「明日…」

先生に話そう…怒られるかも…ううん悲しませるかも

先生の悲しい顔は見たくないけどしかたがない

そしていつの間にか眠りについた


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