そしてキスからはじまった
「ルイ・・じゃないか久しぶり」孝がにこやかに片手を挙げる

ルイ?なんか聞いたことがある名前・・孝と知り合いなんだ

「孝か?なんか前よりでかくなった気がするなあ」

「まだ俺は成長期だからな・・ところで一人か?」

「ああ・・どうして?」不思議そうに孝を見つめる。

「いや・・別に一人かなっと思っただけで・・」

紫音がいるか気にしているんだろう・・

「ピアノ弾いてたのか?」そう言って話題を変えた。

「ああ・・たまに調律しないと音がずれるから」

「聞きたかったな」と残念そうに言う

「弾こうか?で、そこの彼女は誰?」そう言って興味津々で私を見る。

「・・ジュリア・・俺ら一緒に暮らしてるんだ」

「・・この子が・・そうか・・一緒に暮らしてるんだ・・フ~ン」

と一人で何か考えて納得している

そして彼は

「孝・・弾いてやる代わりに喉渇いたから飲みもの買ってきてよ
おごりでいいよな!よろしく」とにこやかに言った。

「エッ?分かったよ。コーラだよな。ジュリアは紅茶でいい?」

「あっ、はい」

「ここで待ってて」

そう言って慌てて買いに行った





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