*お向かい彼氏*






ジェットコースターは、2人で全両手離し成功。




空いてたから何回も乗るとさすがに疲れた。



休憩がてらコーヒーカップに乗ったらどこまで早く回るかなんてやっちゃって余計グッタリ。




「う…あたしもー無理…。」



「…俺も年取ったなぁ~…。」





まだ軽く目をまわしながら2人して近くのベンチに座り込む。




コーヒーカップ、キツキツで座ってたから思った以上に密着してドキドキした。





少し間隔を開けた隣に座る光輝は軽く頭をかきながら背もたれにそって伸びをしてる。




ーカシャ…





「………。」



「だって可愛かったんだも~ん。」





思わずデジカメで撮っちゃうくらいにね。



ちょっとふてくされた顔で睨んでくるのも超イイ。




疲れたのも忘れてしばらく光輝ばかりを撮り続ける。




「どーせだったら2人で撮ろうよ?」





そう言ってカメラを奪って歩いていってしまった。





「ちょっとー、待ってよー!」





彼女置いていくな~!!




…自分で彼女とか…なんかテンション上がるっ!







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