*お向かい彼氏*







「…ひかる、顔真っ赤。」




「うー…見ないでよ…」






真っ赤になった顔なんて自分じゃみたこと無いけど、光輝には結構見られたくない。





「おかえりなさーい!お疲れ様でしたー。」




気がつくともう地上。



思ったより長くしてたんだ…。



キスしてる間なんて頭真っ白だけど、後から思い出すとハズい!マジで!




なんとなく光輝の顔見れない。




さりげなく手を引いて降りてくれたから、歩くのは私が一歩後ろ。




そのまま!こっち向かないで!





今のあたし、多分…





「…ひかる、顔緩んでる。」






さっき以上ににやけてる。





って見られたーー!!





だって…幸せだったんだもん!!





観覧車で!



夕焼け空で!




しかも頂上で!






セカンドキスだよ!?









もう幸せ過ぎるよ―――!!












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