*お向かい彼氏*
「光輝ー、ひっさしぶりー♪」
さすがに駅に行く元気は無くて、駅からメールを受け取ってマンションの下までお迎えに行った。
「おかえり、ひかる。」
「うん!ただいま。早く入ろ。」
白いTシャツでラフな格好なのに…なんだかドキドキ。
この3~4日でイケメン免疫力落ちた!?
相変わらずキラキラしてる光輝。
あ…
昨日…の。
「ね、ねぇ、光輝?」
エレベーターで3階を押して背を向けながら聞く。
「昨日…電話気づかなかった?」
「へ?ひかるから電話来てたっけ?」
は!?そこからなの!?
「したよ!昨日の6時前に…大変だったんだから。」
「…男になんかされた?」
違うよ。違うけど。
「光輝こそ何してたの!?」
「俺は昨日、八田とレポート作ってたけど…ほとんどケータイ持ってたし、離れたのトイレの時くらいだよ?」
2人…
有り得ない。
じゃあ…
多分、トイレの時電話して、着信履歴消されたんだ…
八田さん…性格悪すぎ…っ
てか
「2人きりだなんて聞いてないんだけど…」
かなり、キてるよ。