*お向かい彼氏*
もう慣れ切った第二の家のようなここ。
我がもの顔で冷蔵庫を開くとあたし用の2リットルの午後ティーのストレート。
コップにそそいでまたしまうと同時に目についたそれ。
…仕方ない。
「……はい。熱中症になるよ?」
「うわっ?!つめてーっ……」
ピタッと光輝の頬にくっつけてあげたのはキンキンに冷えた500mlのコーラ。
「…サンキュ。」
「じゃあ機嫌直してねー。」
「…キス、してい?」
「しょうがないな…」
内心、嬉しがってるのに光輝は気づいてる?
ちゅ、と数秒合わせるとどうやら機嫌は直ったらしい。
頬を緩めてコーラをグイグイ飲んでた。
はぁ…暑いな。早くプール行きたい。