*お向かい彼氏*
クラスの男の子達の視線もチラチラ感じつつおんなじように授業、休憩、授業、休憩……
お昼ご飯。
食べた後にはお手洗いの個室でしっかりメイクをやり直し、洗面台の鏡でチェック。
「はぁ……。」
持参のピンクのくしで髪をとかしながらため息を零す。
今、大河さんナニしてんだろうなって、考えちゃった。
あの彼女さんと一緒なのかな。
泣きたくなる。
心が壊れそうになる。
…こんなに好きにさせていて、卑怯だよ。