*お向かい彼氏*




「…で、なんの用件だったの?」




そう!それだ!



なんで急に…




「お前忘れたの?」




半ば呆れたように見下される。



…なんか、イラッ。



なんだよ、光輝の方が(多分…)背高いもん!




「ほら、これ。」




「…え?」





ずいっと差し出されたのは紙袋。




「な、なに…?」







「ホワイトデーだろ?今日。」













…………………へ?






あぁぁぁあ゛ぁ――――――!き、今日だったぁっ!!





成績が衝撃で…



あぁあ゛すっかり忘れてたーー!








「どうせあれだろ、トップとって頭から飛んでたんだろー?」




「お、おっしゃるとおりです…。」





てことは浅丘くん、ちゃんとお返しくれるんだ。



無理矢理だったけど…なんか感動!









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