時を越えて~タラシ女子と新撰組~





襖が開き、入ってきたのはあの日出会った片華さんだった。





しかしあの日と違い、片華さんは煌びやかな着物を身につけ、髪を櫛や簪で綺麗に結い上げていた。




着るものが違うだけで、人って全然違うんだな……。





感心する私の隣で、永倉さんがお酒を盛大に吹いた。





汚い。






「ちょ、え!?ちょ!!!!」




「ひ、片華太夫!?!?!?」





永倉さんや原田さんは大声を出して、驚き。土方さんたちも騒ぎをしなかったが、目を見開いて驚いていた。





やっぱり、彼女ってすごい人なんだな。






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