時を越えて~タラシ女子と新撰組~
私からのサプライズならぬドッキリは、成功したもよう。
目の前でチビチビお酒を飲んでいた沖田さんと目が合った。
沖田さんは、上手く言ったねといわんばかりに、笑顔で持っていたお猪口をヒョイッと上にあげた。
「南はん!!」
キョロキョロと、私と目が合うとスススッと私の方へ寄ってきた。
「来てくれはったんどすな!!」
『ごめんね、昨日の今日で……。迷惑だったよね??』
眉を下げながらペコリと謝った。