時を越えて~タラシ女子と新撰組~
まぁ、新八さんみたいに酔っ払っても、絡んではこないだろうし。土方さんみたいに、悪酔いしないだろう。
きっと酔っても可愛いものだろう。
そう高をくくって南ちゃんを見ていた僕だったけど、彼女の次の行動に飲んでいたお酒を噴出しそうになった。
――――ドサッ
「み、南はん!?!?」
「お、っちょ!?立花!?!?」
永倉さんが、吃驚したように声を上げた。
それもそのはず。
南ちゃんは、心配そうに顔色を窺っていた片華さんを押し倒したのだから。