時を越えて~タラシ女子と新撰組~
「ごめんね。片華さん」
「い、いえ。かましまへん///」
何とか平然を装うとしている片華さん。それでも、真っ赤な顔は隠しきれていなかった。
南ちゃんはというと、さっきまでブーブー騒いでいたにもかかわらず、ちょっと時間が経つとすぐに眠ってしまった。
「もー、これじゃあ土方さんや新八さんより、たち悪いよ」
そう呟きながら、さきほどの行動が嘘のように僕の膝を枕にして、爆睡している南ちゃんのおでこを軽くペシッと叩いた。
それから数時間後、宴会は終わり、みんなで屯所へと戻った。
みんなの心に、立花に酒を飲ますのはご法度!!が刻まれたのは言うまでもない。