時を越えて~タラシ女子と新撰組~
そういえば、昨日お風呂はいってなかったな……。
『おふろはいりたーい……気にし始めると、体が痒く感じる』
腕をさすりながら、ボソリと呟いた。
こんな状態で、今日一日過ごすのかな……。気が重くなる。
一人どんよりしていると、襖が開いた。
「君、昨日お風呂はいってないよね??一君が、お風呂たいてくれたらしんだけど、入る??」
襖を開けたのは沖田さんだった。沖田さんからの提案に私は身を乗り出した。
『はい!!入ります!!』