時を越えて~タラシ女子と新撰組~
お言葉に甘えて、お風呂に入らせてもらった。
隊士が間違って入ってこないように、沖田さんが外で見張りをしてくれるらしい。
『なんか申し訳ないな……』
チャポンッと水の跳ねる音が、静かなお風呂場に響いた。
「ねぇ、南ちゃん」
外から、沖田さんの声が聞え慌てて返事をする。
『なんですか沖田さん』
「昨日のこと覚えてる??」
『昨日??』
昨日というキーワードを元に、宴会での事を聞いているのだと気づいた。