時を越えて~タラシ女子と新撰組~
言葉がかぶったことに怒る土方さんを、いつものように沖田さんはノラリクラリと、かわしている。
「おぉ、立花君!!来てくれたかね!!」
練習をしている隊士たちに、熱いまなざしを向けていた近藤さんが、私の存在に気がつき笑顔でこちらにやってきた。
『おはようございます近藤さん』
「あぁ、おはよう。今日からよろしく頼むぞ」
『はい!!よろしくお願いします』
大きく返事をし、頭を下げた。