時を越えて~タラシ女子と新撰組~






「俺も、子供みたいなヤツに命預けたくねーよ」




「俺もだ。あいつが上手く指揮取れると思えねぇ」





「指揮どころか、剣術が優れているかどうかもあやふやじゃねーか」





私に対する不満の声が、止まることなくボソボソと聞こえる。





たしかにみんな言いたいことはわかりますよ。





私が皆さんの立場なら、絶対にそんな組に移動したくねぇ!!って思うと思いますし。





言っていることも理解できますよ??





こぶしを握って、俯く。






まぁ、イラッとはしますけどね??

ブチンッと私の中で何かが切れる音がした。





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