時を越えて~タラシ女子と新撰組~
「本当に、お前の華奢な体のドコに、あんな力があるのか知りてーもんだな」
原田さんの手が、私の頭を優しく撫でる。
別に頭を撫でられることに嫌悪を感じることも無かったので、されるがまま。
それにしても、頭を撫でられるとか新鮮な感じがする。
未来では周りの子たちの中に、私より身長高い子居なかったから、撫でられるより撫でるほうが多かったしなー。
「お前って、怒らせたらこえーヤツだな」
頭を撫でられている最中の私の前に、ヒョッコリと藤堂さんが現れる。
『あ、ポ「ポチじゃねーからな」
藤堂さんのツッコミが早すぎて、ボケが追いつかない。