時を越えて~タラシ女子と新撰組~
十二:倒して、のし上がれ
床に伸びていた隊士たちが、全員意識を取り戻した。
土方の声で、再び整列した彼らの前に、南は竹刀を持って立つ。
そして
――――ダンッ!!!!
南は、竹刀で床を突き刺す勢いで、床に竹刀を立てた。
その衝撃音と、南からにじみ出る威圧感に、隊士たちは身を震わせた。
それもそのはずだ、
先ほどの出来事で、身をもって彼女の怖さを体験したのだから。
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十二:倒して、のし上がれ